今日、クーが亡くなりました。
だんだんと食が細くなり、ここ3日くらいは水を飲むくらいしか出来ず、昨晩はその水さえほとんど飲まなかったので、今朝10時ごろには針の無い注射器でブドウ糖を溶かした湯を口に流し込みましたら飲んでくれて、少し安心したのですが、出かけて夕方5時ごろ帰って来たら亡くなっていました。 ここ1ヶ月くらいは、いつもいる駐車場に大きなケージを置いてその中で昼の間を過ごしていたのですが、外を見たかったのでしょうか、それとも誰かを探したのでしょうか、奥に敷いていたカイロの入った毛布には寝ず、入り口近くで寝た姿のまま死んでいました。まあ、寝た姿といっても最近のクーは立つ事、座る事はほとんど出来なくていつも寝た姿勢だったのですが… 出来る限りのことはしてやれたと思います。 検査して原因を調べたわけではありません。でも調べて原因が分かったところで、大げさな治療をすることも無かったと思います。もう、年も年でしたし、原因がなんであれ、症状を軽くしてやれて、少しでも元気に過ごせたらと、そればかりを思ってきました。 思いつくことは何でもしてみました。 この2週間ぐらいは固形物(缶詰やフード)もあまり食べず、ミルクだけでは体力が続かないと思うのでいろいろな食材をいろいろに調理して持っていって、食べなければ少しずつ口のところまで持っていってなだめすかして少し食べる…の繰り返しで、朝9時頃と深夜11時頃のお世話は1時間半くらいかかっていました。 お世話に悔いはないのですが、死ぬ時にそばにいてやれなかったのが残念でした。 クーは外が好きで、ケージに入れられるのは嫌なようでしたが、今朝はもう元気がなかったのかケージ内の毛布の上に寝かせてもぐずる事もなくじっと寝ていました。あの時、本当は何か私に望む事があったのでは…と思うと、可哀想でなりません。 人も動物も死ぬ時は同じ様だなあといつも思います。 人間は最新医療を施され出来る限りの延命治療を受け、犬は大した治療も受けずそれなりの看護を受けて死んで行く… でも、どんなに手厚い看護を受けても死んでゆく時は同じように死ぬんです。死ぬのがちょっと早まるか遅くなるかの違いだけです。 クーの場合も、自分で食べれなくなったらもうそれがこの子の寿命だと思っていました。点滴なども一時しのぎに過ぎませんからする気はありませんでした。 天に召される時は、いさぎよく召されれば良いと思っていました。 ただ、私の看護の落ち度で死なせることがないようにと、それだけは考えました。 クーの一生はあまり幸福ではなかったけど、最後の数ヶ月はは毎日散歩にも行けたし、悪い事ばかりではなかったと思いたいです。 人間でも誰にも看取られずにひっそりと死ぬ人もいる中、少なくとも私や気にかけてくれた近所の人がいたクーはまあまあ、中の上の死に方かなぁ…
by life_with_kemono
| 2010-10-12 23:29
| 近所のクーちゃん
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