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犬を飼うまでのいきさつ
宝物のように大切にしていたボルゾイのコータローが死んだのが2002年の9月。
飼い始めたときから分っていた事だけど、その悲しみ、喪失感はかなりなものでした。

死んでから半年以上、思い出して泣かない日は無かったし、4年近くたった最近でも、泣く事は減りましたが毎日思い出さない日はありませんでした。
いつも悲しみと一緒にいるようで、おいしいものを食べても、お風呂に入って気持ちよくても、「もうコータローはこれを楽しむ事ができないんだ。私一人がいい思いをしている。コータローにすまない。」そんな気持ちから抜け出す事ができませんでした。
そして、こんなショックを2度と味わいたくないと思い、もう決して犬は飼うまいと思っていました。

生活上の他のストレスもあり、なんだか最近の自分はよくないゾ、と思い、それほどの重症ではなかったのですが、精神神経科の病院に行ってみることにしました。
そこで先生にペットを飼う事を勧められたのです。
私が「2度とあんなつらい思いをしたくない」と言うと、「何年も先のつらい事を恐れて、今からずっとつらい思いをしてすごすのですか?」と言われました。

もともと動物の大好きな私です。「犬がいてくれたらどんなに良いだろう」とはいつも思っていました。ただ、別れる日が怖かったのです。

犬を飼わなくなってから、複数の仕事も持ち、いまさらとても犬を飼うゆとりは無いような気がしましたが、無謀な決断をする私のいつもの癖で、飼う気になりました。

ボルゾイはペット屋さんで買いましたが、今回はあんな大きな犬でなく、また、飼い主がいなくて困っている犬をもらい受けようと思いました。インターネットで探しました。
そして、たまたま見つけたのがこの記事です。

繁殖場レスキューレポート
「処分」されるはずだった53頭もの犬。この中から2頭選ばせてもらうことに。

2頭というのは犬が淋しくないのでは?というのと、犬は犬同士のコミニュケーションを持って欲しいと思うからですが、そううまくは行かないかもしれませんね。

そして9月3日、京都へ行った帰りに大阪で1頭を受け取りました。
もう1頭は後日、空輸で来ることになっています。
by life_with_kemono | 2006-09-10 01:24 | わが家の犬
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